伝説の名場面「財布ステーキ」

2007年12月13日木曜日

愛の迷宮 第52話 壊れる心

恵理香に刺されて、倒れるゆりあ

航太「ゆりあ。ゆりあー!」

拓真が来る

拓真「ゆりゃあー!」

病室 ゆりあ、航太、拓真、恵理香 医師、看護婦

医師「傷は大したことありません。お大事に。」

医師と看護婦 病室を出る

拓真「どうしてこんなことになってしまったんだ。」

恵理香「警察に行くわ。私は航太さんを殺して、私も殺人者になりたかった。

あなたと同じ、罪を背負いたかったの。」

ゆりあ「恵理香さんと鮎川家の帰って。」

拓真「俺が恵理香を追い詰めてしまった。すまない。」

ゆりあ「あなたは恵理香さんのことだけを考えてあげて。」

拓真「鮎川光男は君の実の父だ。鮎川の家には君が入るべきだ。」

ゆりあ「私の母をレイプしたのよ。母だってそうよ。

好きでもない男との間に出来た子を愛せると思う?

拓真さん、誰の子であってもあなたは望まれて生まれてきたの。

私とは違うの。私は愛なんていらない。今まで通り一人で生きていくの。

私の事は構わないで。分かったら恵理香さんをつれて鮎川家へ戻って。」

廊下 恵理香と拓真

拓真「悪かった、恵理香。悪いのは私だ。だが、鮎川家には戻れない。

君には加奈子さんやおばあちゃんがいる。鮎川の血を引いてるんだ。

分かってくれ。」

恵理香「あなたはゆりあさんを忘れる為に私を抱いたんでしょ?

でも、あなたの事をずっと待ってる。」

病室前 久美子、祐子を見かける

久美子「あ、ちょっと」

祐子、急いで立ち去る

久美子「今、ドアの前に人が‥前にも見た人だったわ。ゆりあに関係者の人じゃあ‥」

ゆりあ「私が心配なら、入ってくればいいのよ。」

部屋で荷物を片付けている航太、拓真が入ってくる

航太「あの事件の時に死んでいれば、お前達を苦しめなくてすんだんだ。」

拓真「死んで解決出来るか!もっと苦しむだけだ。」

拓真、航太を殴る

拓真「許さない。死ぬことも、逃げることも。お前は逃げればいいかもしれないが、

俺はどうすればいいんだ。ゆりあの苦しみも、恵理香の苦しみも、

どうやったらこの地獄から出られるんだ。お前が死んで救われるなら、俺が殺してやる。」

拓真、航太の首をしめる

手を離す むせる航太

恵理香 帰宅、出迎えた加奈子

加奈子「どこに行ってたの?」

恵理香「私、ゆりあさんを刺したの。航太さんを殺すつもりだったのをゆりあさんがかばって。」

マキ「ゆりあさんはどうなったの?」

恵理香「命に別状はないって」

加奈子「あなた、なんてことを‥」

恵理香「人ってなかなか殺せないものね。愛する人を‥どうやって‥」

加奈子、恵理香を抱きしめる

病室 ゆりあとマキ

マキ「ゆりあさん、ごめんなさい。私、何も知らなくて。辛い思いをさせたわね。」

ゆりあ「私は」

マキ「分かってるわ。光男を認めたくない気持ち。でもね、私はあなたが実の孫だと知って

うれしかった。何もかも一人で背負わないで、心が壊れてしまうわ。

あなたは大切な孫ですもの。」

加奈子と光男 寝室

加奈子「恵理香をつれて、この家を出させて下さい。恵理香の心はつぶれてしまった。

あなたの為にも私達は出て行った方がいいのかも。ゆりあさんとなんの気兼ねもなく

暮らせるでしょうし。」

光男「拓真のことでゆれてしまってるかも知れないが、恵理香は兄さんの子だ。

長男の娘だ。出て行くことはないよ。私はゆりあをこの家に入れるつもりはない。

鮎川家を継ぐのは、鮎川家の嫁が産んだ子だけだ。」

ゆりあ退院、アパートに戻るとアメリカから入学案内が届いていた

ゆりあ「一日も早く、アメリカに行くわ。」

久美子「ケガが治るまで待ったら?」

ゆりあ「誰かに頼って、裏切られるのはもうたくさん。私は一人で生きていく。

それがいいのよ。」

バー ママと祐子

祐子「今日ゆりあは?」

ママ「今日は、お休みしてます。彼女は近々アメリカに行くので、ここも辞めるんですよ。」

胸を押さえて苦しみだす祐子

祐子「薬を飲めば治まりますから。」

祐子、薬を飲む

祐子「どうして、アメリカなんかに‥」

航太の部屋 拓真とマキがばったり鉢合わせ、航太の部屋に入る

マキ「ゆりあさんがまさか光男の子だったなんて。拓真があなたの子だなんて。

祐子さんはどうしてるの?ゆりあに会ったの?」

航太「何度か会っていますが、名乗り出ていません。」

拓真「その女はゆりあを見捨てたんだろ?」

マキ「好き好んで、我が子を捨てたい人なんていないわ。

ましてや祐子さんはそんな人ではないの。」

航太の部屋の前の廊下を歩く祐子、胸を押さえて倒れる

音に気付いて駆けつける航太とマキ

【続く】

恵理香をマキは許しましたね。

恵理香のわがままに、周りはどこまで付き合うんだろう。

拓真が自分の存在意義だとして、失ったからって他の人の命を犠牲にしていいわけない。

ハッピーエンドが想像出来ない(-"-)