伝説の名場面「財布ステーキ」

2007年12月17日月曜日

愛の迷宮 第54話 母のうわ言

湖の周辺を探す拓真、擁護施設の前に来る

倒れている祐子を発見する。

拓真「しっかりしてください、祐子さん。」

ゆりあと久美子の部屋

拓真「すぐ行ってくれ、祐子さんが見つかった」

拓真「祐子さん、ゆりあがきてくれました。

今まで、ゆりあの名前を呼んでた。」

医師・看護婦・ゆりあ・拓真、祐子の状態の説明を受ける

医師「突発性拡張型心筋症です。すぐにも手術が必要です。

手術には3千万必要です。」

ゆりあ「手術すれば助かるんですか?」

医師「移植手術が必要です。日本ではまだ承認されていないので、

海外で受けることになり、費用は1億円以上かかります。

手術の助かる確率も100%ではありません。

でも、手術しないと今日明日にもどうなるか。」

病室 拓真とゆりあ

拓真「金は自分がなんとかする。」

ぼうぜんと祐子に付き添うゆりあ。

うわ言で「ゆりあ」と呼ぶ祐子。

社長室 拓真と光男

拓真「状況はかなり厳しいんですか?」

光男「俺名義の口座の金は1円たりとも動かせない。

お前名義なら借りられる。その為に帰って来てくれたんだろ?」

拓真「3千万、祐子さんの治療に必要なんです」

光男「今の話を聞いてなかったのか?」

拓真「今、助けなくていつ、つぐなうんですか?」

光男「俺にはたくさんの社員がいる」

拓真「それはあんたの偽善だ。あんたは会社が大事なんだ。」

光男「そうだ。こんなことで今までやってきたことを無駄にされてたまるか。」

拓真「俺はあんたの子じゃなくて良かった。あの男は少なくとも愛を知ってる。

あの男の息子で良かったよ。」

バー 春樹と拓真。祐子さんの状況を説明する。

春樹「父さんに頼んでみよう」

拓真「父さんは金を出してくれない」

春樹「出してくれるさ、父さんを信じろよ。兄さんは何も変わっていない。

姉さんを放ったらかして、家を出て、また帰ってきて。」

(春樹、ボンボンやなぁ。親に3千万、ポンと出してもらうのが当たり前なんて)

拓真、会社の金を探す。長く勤めている松川さんが来る。

拓真「動かせる現金はありませんか?」

松川「銀行は凍結されていて、お金は動かせません。」

拓真「私の個人名義で、集められるだけ現金で集めて下さい。」

(アバウトな指示やな-_-;)

松川「分かりました。」

春樹 鮎川家に帰ってくる。

マキ「祐子さん、見つかったの?良かった。」

春樹「祐子さんには手術が必要なんだ。そのお金、うちでなんとか出来ないかな。」

加奈子「会社があんな状態だから、今お金を動かすわけにはいかないの。」

春樹「兄さんは、父さんが金をださないと言ってた。だけど、俺は父さんを信じたいんだ。」

マキと加奈子 二人

マキ「加奈子さん、このうちはまだ私の名義よ。

祐子さんに光男のしでかしてきたことでさんざん苦労させた。

ゆりあさんの為になるんだったら。。。」

加奈子「でも、お母様。。。」

ゆりあ「加奈子さん、幾ら血がつながっていなくてもあなたには継ぐ権利がある。

それをゆりあさんの為だけに使うのはね。」

病室 マキが来る

マキ「ごめんなさいね。あなたたちのために出来ることはしてあげたいの。

だからこれをあなたの好きなように使って」

ゆりあに家の権利書を渡す。

ゆりあ「鮎川さんの子どもは拓真さんです。だから私はこの権利書は受け取れません。

お気持ちだけで十分です、おばあさま」

社長室 ゆりあと光男

ゆりあ「鮎川さん、お願いがあります。私にお金を貸してください。」

ゆりあ、土下座をする。

【続く】

祐子さん、助かってほしいなぁ。

命と引き換えに話しがまとまるなんていやだなぁ。