湖の周辺を探す拓真、擁護施設の前に来る
倒れている祐子を発見する。
拓真「しっかりしてください、祐子さん。」
ゆりあと久美子の部屋
拓真「すぐ行ってくれ、祐子さんが見つかった」
拓真「祐子さん、ゆりあがきてくれました。
今まで、ゆりあの名前を呼んでた。」
医師・看護婦・ゆりあ・拓真、祐子の状態の説明を受ける
医師「突発性拡張型心筋症です。すぐにも手術が必要です。
手術には3千万必要です。」
ゆりあ「手術すれば助かるんですか?」
医師「移植手術が必要です。日本ではまだ承認されていないので、
海外で受けることになり、費用は1億円以上かかります。
手術の助かる確率も100%ではありません。
でも、手術しないと今日明日にもどうなるか。」
病室 拓真とゆりあ
拓真「金は自分がなんとかする。」
ぼうぜんと祐子に付き添うゆりあ。
うわ言で「ゆりあ」と呼ぶ祐子。
社長室 拓真と光男
拓真「状況はかなり厳しいんですか?」
光男「俺名義の口座の金は1円たりとも動かせない。
お前名義なら借りられる。その為に帰って来てくれたんだろ?」
拓真「3千万、祐子さんの治療に必要なんです」
光男「今の話を聞いてなかったのか?」
拓真「今、助けなくていつ、つぐなうんですか?」
光男「俺にはたくさんの社員がいる」
拓真「それはあんたの偽善だ。あんたは会社が大事なんだ。」
光男「そうだ。こんなことで今までやってきたことを無駄にされてたまるか。」
拓真「俺はあんたの子じゃなくて良かった。あの男は少なくとも愛を知ってる。
あの男の息子で良かったよ。」
バー 春樹と拓真。祐子さんの状況を説明する。
春樹「父さんに頼んでみよう」
拓真「父さんは金を出してくれない」
春樹「出してくれるさ、父さんを信じろよ。兄さんは何も変わっていない。
姉さんを放ったらかして、家を出て、また帰ってきて。」
(春樹、ボンボンやなぁ。親に3千万、ポンと出してもらうのが当たり前なんて)
拓真、会社の金を探す。長く勤めている松川さんが来る。
拓真「動かせる現金はありませんか?」
松川「銀行は凍結されていて、お金は動かせません。」
拓真「私の個人名義で、集められるだけ現金で集めて下さい。」
(アバウトな指示やな-_-;)
松川「分かりました。」
春樹 鮎川家に帰ってくる。
マキ「祐子さん、見つかったの?良かった。」
春樹「祐子さんには手術が必要なんだ。そのお金、うちでなんとか出来ないかな。」
加奈子「会社があんな状態だから、今お金を動かすわけにはいかないの。」
春樹「兄さんは、父さんが金をださないと言ってた。だけど、俺は父さんを信じたいんだ。」
マキと加奈子 二人
マキ「加奈子さん、このうちはまだ私の名義よ。
祐子さんに光男のしでかしてきたことでさんざん苦労させた。
ゆりあさんの為になるんだったら。。。」
加奈子「でも、お母様。。。」
ゆりあ「加奈子さん、幾ら血がつながっていなくてもあなたには継ぐ権利がある。
それをゆりあさんの為だけに使うのはね。」
病室 マキが来る
マキ「ごめんなさいね。あなたたちのために出来ることはしてあげたいの。
だからこれをあなたの好きなように使って」
ゆりあに家の権利書を渡す。
ゆりあ「鮎川さんの子どもは拓真さんです。だから私はこの権利書は受け取れません。
お気持ちだけで十分です、おばあさま」
社長室 ゆりあと光男
ゆりあ「鮎川さん、お願いがあります。私にお金を貸してください。」
ゆりあ、土下座をする。
【続く】
祐子さん、助かってほしいなぁ。
命と引き換えに話しがまとまるなんていやだなぁ。











